外反母趾の原因というと、ハイヒールやつま先が細くなっている靴を履きすぎることが原因と考えられがちです。
もちろん、そういった靴の履きすぎは、外反母趾の原因になります。
しかし、外反母趾の原因は靴だけではありません。
実は姿勢も外反母趾と大きく関係しているんです。
外反母趾の原因になりやすい姿勢
外反母趾の原因になりやすい姿勢は、ずばり高齢者に多い、前かがみのような、いわゆる猫背の姿勢です。
通常、立った時の重心の位置は、足の中央部分からやや後方にあるのが理想とされていますが、猫背のような姿勢の場合、重心が中央からやや前方部分に落ちてきます。
すると、足には3つのアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)があるのですが、そのうちの横アーチがつぶれやすくなります。
横アーチがつぶれてしまうと、本来、足の親指を下方向に曲げる筋肉の走行が変わってしまい、親指を外側に向けるような力が入るようになってしまいます。
そうすることで、外反母趾が起こりやすくなってきます。
高齢者の方に多い外反母趾は、この姿勢の変化が原因であると言われています。
外反母趾のある方は、タオルギャザーやビー玉つまみ、足指ジャンケンなどは注意が必要!
外反母趾がある方は、親指に付着している筋肉の走行が変わってしまっているため、タオルギャザーやビー玉つまみ、足指ジャンケンなど、足の親指を曲げるような運動をすると、ますます外反母趾を悪化させてしまうことになります。
なので、外反母趾がある方は、タオルギャザーやビー玉つまみ、足指ジャンケンなどの足の親指を曲げるような運動はしないようにしましょう。
もしそのような運動をする場合は、つぶれてしまった横アーチをしっかりと作ってあげ、足の親指に付いている筋肉の走行を正常な位置に戻した状態で、指を曲げるような運動をするようにしましょう。
姿勢が原因で外反母趾を引き起こすこともあります。
正しい姿勢で健康的な足を維持するようにしましょう!