冷え症対策としての靴下の重ね履きは、むしろ逆効果です!

以前、靴の中を清潔に保つためにも、靴を履く時は靴下も一緒に着用することをお勧めしましたが、今回は冷え症と靴下について。

子どもの足を育てるために必要なこと。

足が冷えるからと言って、靴下の重ね履きをされる方もいらっしゃるかもしれませんが、靴下の重ね履きは、冷え症対策にとっては、むしろ逆効果になるのではないかと考えています。

靴下の重ね履きが冷え症対策に逆効果になる理由。

靴下を重ね履きすることが冷え症対策にならない理由は、足の指の動きが制限されるからです。

靴下1枚程度であれば、足指の動きはそれほど制限されることはないと思いますが、靴下を重ね履きする枚数が増えれば増えるほど、足指の動きは制限されていきます。

靴下を重ね履きした状態で靴を履けば、当然靴の中は窮屈になりますので、足の指は動かしにくくなります。

足指が動かせないということは、筋肉が収縮しないため、血液循環が悪くなります。

足は第二の心臓とも言われるように、心臓のポンプ作用によって送り出された血液は、足先まで流れてくるわけですが、末梢の毛細血管で酸素や老廃物などの物質の交換を終えた血液は、静脈血として心臓に戻って行きます。しかし、動脈血と比べて静脈血は血液の流れの勢いが弱まっているため、そのままでは十分に心臓まで戻ってくれません。

そこで、末梢の血液を心臓に戻すために筋ポンプ作用が働いてきます。

筋ポンプ作用とは筋肉の収縮を利用して血液を心臓に戻す働きを言いますが、この筋ポンプ作用を利用するには、筋肉を収縮させる必要があります。

しかし、靴下の重ね履きで足指を十分に動かせないと、足の筋肉が収縮しないため、筋ポンプ作用を有効に利用することができにくくなります。

そのため、循環が悪くなり、冷え症を悪化させてしまう原因になることもあるんです。

冷え症を改善するには末梢循環を良くしてあげよう。

靴下を重ね履きしたり、局所をカイロなどで温めてあげることは、対処療法にすぎません。

根本的な改善は、末梢循環を良くしてあげることです。

そのためには、運動習慣や食生活など、日々の生活習慣を見直してみることが大切です。

東洋医学では冷えは病気の前駆症状(未病)と考えられており、漢方薬による治療も行われていますので、専門の医師に相談してみるのもいいでしょう。

冷え症について

足が冷えるからと言って靴下を重ね履きするのではなく、根本的な原因を解決するためにも、運動や食事、睡眠など、日々の生活習慣を見直すことから始めてみてはいかがでしょう。

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