足育を正しく理解できていますか?

足育という言葉をよく耳にしますが、足育について正しく理解できている人って、意外と少ないような気がします。

よく聞くのは、出来るだけ裸足で生活した方がいいという事。
靴を履く時も靴下は履かず、素足で靴を履いた方が足のためにいいと思っていませんか?

もちろん、裸足での生活は足の筋肉を鍛えることができるため、足の成長を促すには良い方法です。

昔は道路なども今のようにコンクリートではなく土のままの状態が多かったため、裸足でも良かったのでしょう。

しかし、現代は特に都市部ではほとんどがコンクリートの固い道路であったり、室内も固いフローリングでの生活など、足にかかる負担は昔よりも大きくなっています。

そのようなところを裸足で毎日歩いていると、足にかかる負担が大きくなり、足部の変形につながることもあります。

足育で大切なのは、裸足で生活する事ではありません。
裸足で生活したからといって足がしっかりと形作られていくわけではありませんし、足のトラブルが少なくなるというわけでもありません。
事実、靴を履かずに裸足で生活する民族にも、外反母趾や扁平足などの足のトラブルは起こっています。

また、靴下を履かずに素足で靴を履くと、足の汗が直接靴に吸収されていきますので、雑菌の温床にもなりやすくなります。
毎日靴を洗ってあげるのであれば素足で靴を履いてもいいのでしょうが、毎日靴を洗うのは普通だったらちょっと難しいですよね。
でも靴下は毎日洗濯することができます。
靴下を履いておけば、足の汗は靴下に吸収されますので、靴が蒸れることも少なくなります。

衛生面を考えたら、靴を履く時は一緒に靴下も履くようにした方がいいでしょう。

裸足で生活する時間を長くしたからといって、それが足の健康のためにいいかというと、必ずしもそうではありません。

足育のためには何が大事なのか?

最も重要なのは、足の骨格構造を適切な状態にしてあげることです。

小さい子どもの体はまだまだ発達段階にありますので、靭帯も大人に比べると緩い状態にあります。
その為、不適切な状態が続くと、足のアーチ構造(土踏まず)は容易に破綻してしまいます。
小学生になるとランドセルや沢山の教科書など、重たい物を背負って歩く時間がとても長くなります。
それを支えるのは「足」です。

生まれたばかりの赤ちゃんの足には、まだ土踏まずはありません。

生まれてから徐々に土踏まずが形成されていき、3歳くらいで20〜30%くらい、土踏まずが形成され、6〜7歳で約80%程形成されると言われています。

その土踏まずの形成に最も有効なのが、たくさん歩くことです。

子どもの足に合った適切な靴を正しく履き、たくさん歩いたり外遊びで足の指をしっかりと鍛えてあげることが、土踏まずの形成にはとっても大切です。

扁平足がある場合はインソールを作ることも大切

しかし、扁平足や外反母趾は両親からの遺伝の影響も大きいため、両親のどちらかに扁平足や外反母趾があると、子どもも高い確率で扁平足や外反母趾になりやすくなります。

そのため、たくさん歩いたり、外遊びをたくさんしても、両親のどちらかに扁平足などがあると、高い確率で子どもさんの足も扁平足になることがあります。

その場合は、その子の足に合った適切なインソールを作ることもおすすめです。

子どもは足の裏からたくさんの感覚を入力しています。

それは脳の発達にもつながってきます。

お子さんの足の健康や発達についても、ぜひ関心を持っていただければ幸いです。

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