力強く安定した立位バランスを作るために重要な足のアーチ

様々なスポーツで重要になってくる立位バランス。

力強く安定した身体を作るために重要なのは、安定した土台です。

ビルに例えると地中に埋められた基礎の部分です。

どんなに上の建物を頑丈に作っても、土台である基礎の部分が軟弱だと、強い外力が加わった時に耐えられず、簡単に倒壊してしまう危険性があります。

人間の身体も同じで、土台の部分が不安定だと、ちょっとした外力でもバランスを崩して倒れてしまうことがあります。

そのため、スポーツ活動において、安定した身体を作り、最高のパフォーマンスを発揮するためにも、力強く安定した土台を作っておくことが大切です。

安定した土台を作るアーチ構造

安定した土台を作る建築技法の一つに、アーチ構造があります。

アーチ構造は上からの圧縮力に強いという特徴があり、橋の建築などに用いられています。

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アーチ橋 – Wikipediaより

人間の足にもアーチ橋と同じように、3つのアーチがあります。

内側縦アーチ、外側縦アーチそして横アーチです。

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このアーチ構造があるお陰で、力強い土台となる足元を作ることができています。

アーチ構造をした橋と同じで、上からの圧縮力に強いため、足にアーチがあることで、体重を二本の足でしっかりと支えることができています。

しかし、扁平足などで足のアーチが低下してしまうと、自分の体重をしっかりと支えることができず、不安定な足元になってしまいます。

また、足のアーチは衝撃を吸収する働きもあるため、扁平足があるとジャンプ動作をした時の着地時に衝撃を十分に吸収することができず、膝や股関節、腰などにかかる負担が増えてしまい、ケガにつながることもあります。

他にも足のアーチは足底腱膜と連動してバネの役割も果たすため、スポーツ競技において高いパフォーマンスを発揮する上でも、足のアーチ構造は非常に重要になります。

もちろん、安定したバランス能力は、足だけでなく体幹の機能も非常に重要ですが、まずは体幹を支えている足元の安定なくして、力強く安定したバランスを手に入れることはできません。

浮き指で姿勢が悪くなる

扁平足と並んで多い足の変形が、浮き指です。

浮き指は文字通り、指が浮いてしまって地面に指がしっかりと着いていない状態ですが、浮き指の状態になると身体の重心が踵の方に傾いてしまうため、後方にバランスを崩しやすくなります。

人間の身体は頭という比較的重い部分を支えているため、踵重心で後方にバランスを崩しやすくなるのを防ぐために、頭部を前方に傾けてバランスを取ろうとします。

そうすると、下半身は後方に傾こうとしているのに、頭部を前方に持っていこうとすることで、猫背になってしまいます。

このように浮き指とは、単に足の問題だけに留まらず、全身に影響を及ぼしてしまうのです。

また、浮き指があると、足の指を使ってしっかりと踏ん張れないため、立位の安定を必要とするスポーツでは、高いパフォーマンスを発揮できなくなります。

足のアーチを作るエクササイズ

しっかりとした足のアーチを作るためには、足の指を曲げる筋肉をトレーニングすることが有効です。

具体的には足指じゃんけんやタオルギャザーなどが効果的です。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

土踏まず(足アーチ)を形成している4つの筋肉と、そのトレーニング法。

足の筋肉をトレーニングする時にオススメの道具は、「フィットフィンガートレーニングのフロッグハンドリングタイプ」

大人になってくると靭帯が硬くなってくるため、足の筋肉を鍛えるだけでは扁平足を改善させることはなかなか難しいため、まだ靭帯の柔らかい幼少期にしっかりエクササイズして、力強い足のアーチを作っておくことが大切です。

浮き指を改善させるためには、足の指を伸ばす筋肉をストレッチしてあげることも効果的ですので、浮き指がある方は、ぜひ試してみてください。

exercise.hironoba.jp

どれもすぐに効果が出るわけではありませんので、継続して行うことが大切です。

姿勢が悪いと思ったら、まず足元を見てみましょう!

姿勢が悪いと、その部分にだけ注目して背中を伸ばそうとしたり胸を張ろうとしたりしますが、姿勢が悪くなっている根本的な原因を探していくと、扁平足や浮き指など、足の変形が原因になっていることがよくあります。

姿勢が悪いと思ったら、その部分だけに注目するのではなく、身体の土台である足元に問題がないかにも注目してみてくださいね!

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